死を宣告された人の強さ [加奈~いもうと~攻略日記]
叔母である須磨子さんが癌であることを知った加奈ですが、以来交流を重ねることになりました。
須磨子さんは加奈に
「癌だと分かったころは情緒が不安定になって暴れたことがある」
と話します。
人は絶望的な気持ちになってしまった時何をするか・・。
暴れることで何か解決するかなど考えてはいなかったはずです。
癌が再発して落ち込んだり暴れたりしていた須磨子さんですが、ある日自分の死と向き合うことを決めました。
その話を聞いていたたまれなくなった加奈は水を入れるからと言いいながら、花瓶を持って病室を出て行ってしまいました。
そこに現れたのは須磨子さんの娘の“霧原香奈”という少女です。
快活に見える“香奈”ですが、彼女は肝不全を患っているとのことです。
隆道は親子二人の時間を邪魔しないために病室を後にしたのでした。
その後も隆道と加奈と須磨子さんの交流は続きましたが、ある日病室を訪ねると須磨子さんの顔にはチューブが連結されていました。
その様子を見て驚いた二人ですが、須磨子さんはマスクを外し
「ちょっと息苦しくなったから酸素マスクをさせてもらったの」
と微笑み、ガッツポーズをとって見せました。
日に日に病魔は須磨子さんの体をむしばんでいき、明日はどんな状態になるかと考えた隆道ですが、須磨子さんはすでにそのことを覚悟しているはずです。
このゲームをしながら明日の命の保証がないとしたら、自分はどう生きるかと考えてみました。
自分の周囲にいる人たちにとって良い思い出と強さを分け与える人でいることが出来れば・・とは思いますが実際に病の宣告をされ激痛が体を襲ったらそんな風に生きることは出来ないだろうなと思います。
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