初恋相手の夕美を憎み始めた瞬間 [加奈~いもうと~攻略日記]
隆道がラブレターを実際に学校に持っていったのは3日後で、渡すことを実行に移したのは更に5日後で、放課後の誰も教室にいない時を見計らって夕美の机に忍ばせたのでした。
次の日教室に入ると、クラスメイトが隆道が手紙に書いた内容を知っていて冷やかしました。
その中心にいた夕美が笑いながら
「ごめんね藤堂君。手紙見つかっちゃった。」
と話しかけてきた瞬間、隆道は夕美のことを生理的に嫌いになってしまいました。
そして隆道は夕美を憎むことになってしまいました。
私にも誰かのことを生理的に嫌いになってしまう瞬間というのはありましたが、そんな風に感じるときは相手が
“これだけは許せない”
という言動をしてきたときです。
だけど、隆道との違いは
“相手を憎んではいない”
ということです。
憎いと思っている相手のことって結構考えてしまうものですが、そんな人のことを考えているより自分が好きな人にできることを考えた方がよほど有意義に時間を過ごすことが出来ます。
クラスメイトが冷やかす中、教室を出て行った隆道の後を夕美が追いかけてきて、隆道の肩に手をかけ話しかけましたが隆道は
「吐き気がする」
と言って払いのけてしまいました。
以来隆道はクラスの中で孤立することになり、あまり笑わなくなってしまいました。
隆道の初恋の話を聞いた加奈は涙を流しながら
「そんな人のことを好きになっちゃだめだよ」
と話しましたが、確かに女の目から見ても夕美の取った言動は好感が持てません。
せっかくの誕生日だというのに隆道の失恋の話を聞いて、大粒の涙を流し始めた加奈に誕生日のプレゼントを渡すことになりました。
ここで選択肢が現れました。
・電気ねずみのぬいぐるみ
・ラブ・キャンドル
・大辞典
ここは“電気ねずみのぬいぐるみ”を選びました。
嬉しいことに加奈は抱きしめると“チュゥ”と鳴くぬいぐるみを気に入ってくれました。
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